田原市の養豚業「ヤマゴ畜産」は、豊橋市駅前大通2のエムキャンパスウェスト2階にアンテナショップ「watowa」をオープンした。人にも豚にも優しい設備などから作られた良質な豚肉や、田原の産品を取り扱っている。
しゃぶしゃぶや焼き肉など各種用途の豚肉のほか、ローストポーク丼、プルドポーク丼、プルドポークサンドなどイートインやテークアウトできるメニューもある。豚肉に合うビール、たれなど田原の生産者とのコラボ商品も。店内にはキッズスペースがあり、カフェのような感覚でイートインを利用ができる。
「毎年、最新の機器などを取り入れるチャレンジ精神の一環としてオープンした」と語る河合充社長。「消費者から直接意見を聞き、勉強する場でもあり、モチベーション向上につながる。生産者コラボを通して地域振興につなげていきたい」と意気込んだ。
ヤマゴ畜産の前身は家族経営の農家。野菜の仲買いなども手がけていた中、1973年に養豚に着手。手探りながら繁殖にも挑戦するなど、事業を拡大してきた。92年に有限会社化し、現在の社名となった。
野田町にある本場のほか、神戸町と知多郡美浜町にも農場がある。世界的な種豚会社「PIC」の総代理店「イワタニ・ケンボロー」から世界的に実績のある豚を買い付けて本場で繁殖し、県内有数の年間4万頭を豊橋を中心に県内に出荷している。
農場は県内でもトップクラスの設備投資をしており、空調や清掃をはじめ多くの設備が自動化されている。シャワー室を完備するなど特に衛生面を重視しており、健康でおいしい豚を育てるだけでなく、従業員が快適に働ける環境にもつながっている。
河合社長は「畜産のイメージ向上にもつながっている。後継者問題もある。一人でも働く人が増えてほしい」と話す。「すべてがつながっていく形にしたい。常にいろいろなことに前向きに取り組むチャレンジ精神を大切に、これからも販路や商品の開発を進めていきたい」と語った。
購読残数: / 本
1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
日付で探す
ピックアップ記事
17日の新城歌舞伎に向けて稽古に熱 書道家の浜野さんが7日から南米へ 【フェニックス】好成績背景に5期ぶり黒字、今季はチケット売り上げ好調 吉田城主ら扮し華やかに 二川宿本陣まつり開催 北米の建築関係団体が東三河の古民家など視察連載・特集
【連載】エンジョイサッカー〈24〉 ASラランジャ豊川Aが優勝 蒲郡で熱戦 【コラム】ゆうカフェ〈103〉育児から職場復帰も援助促進(後藤社会保険社労士事務所・後藤祐子) カゲっちの今週のフェニックス〈11〉リーグ最多3選手が代表合宿へ サッカーは人生の縮図〈13〉草創期の社会人チームづくり(元Jリーガー・深谷圭佑) 【コラム】地域活性化のあれこれ 海外で「笑顔のレッスン」(行政書士・鈴木達也)週間ランキング
逸失利益も市が負担 「契約解除」どうなる豊橋新アリーナ〈上〉 【豊橋新アリーナ】計画解除に豊川の竹本市長「長坂市長に働きかけたい」 豊橋商議所は非難「看過できない」 どうなる豊橋新アリーナ〈下〉 三遠ネオフェニックスのファンらも動向注視 【質疑応答】豊橋新市長、新アリーナの契約解除通知を指示 豊橋新アリーナ実現へ署名開始 12月市議会に請願書提出へ 【豊橋新アリーナ】大村秀章知事が見解「市民はそれでいいのか」 【豊橋】長坂尚登新市長が就任「市民の幸せのために働いて」職員に訓示 新アリーナ反対を訴えて初当選 23号名豊蒲郡バイパス、豊川為当~蒲郡両ICを公開 今年度の全線開通へ工事順調 【フェニックス】「ホームアリーナは豊橋」浜松市長発言で声明 豊橋鉄道市内線で専用信号の運用が始まる 自動車との接触回避へ