【豊橋市長選ルポ】戦後最年少市長の誕生までの一日 近隣首長も駆け付ける

2024/11/12 06:00(公開)
各東三河の首長と手を重ねる長坂氏(中央)=豊橋市駅前大通1で

 「結果がでました長坂さん4万」-。豊橋市長選挙の開票作業が続く10日午後11時1分、豊橋市駅前大通1の長坂尚登氏の事務所。3回目の開票速報でリードが分かった瞬間、集まった支持者から歓声とともに拍手が沸き起こった。座っていた長坂氏は、支持者に一礼すると手で顔を覆った。

 事務所はビル2階にあり小ぢんまりとしている。30人も入れば満員となってしまう。投票締め切りの午後8時、支援者の藤田茂樹さん(68)が、後から来る仲間と長坂氏のために1人で会場設営を進めていた。

 

 その後、長坂氏が事務所に訪れ、開票作業が始まる午後9時20分頃から、支持者たちが徐々に集まりだした。午後9時50分頃には用意した事務所内の椅子席もほぼ埋まった。

 

 陣営は開票所の市総合体育館に立会人を置かず、ラジオや東愛知新聞社などのSNSで開票状況を見ていた。会場では「当選したら戦後の市長では最年少では」と盛り上がっていた。

 

 初回と2回目の得票は主要3候補は同数。動いたのは3回目だ。長坂氏が5000票差でトップに躍り出た。残り票数から当選確実の情勢となった。事務所内の熱気は最高潮に達した。午後11時15分、支持者と一緒に万歳三唱した後、感謝の気持ちを伝えた。

 

 午後11時半頃、近隣の首長たちも続々と祝福に駆け付けた。握手した後、これからの東三河のために手を重ねて写真に収まった。

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林大二朗

 愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。

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