蒲郡の楽笑が「ロッケンハウス」来月開所へ

2024/01/20 00:01(公開)
ロッケンハウスを紹介する小田理事長=蒲郡市三谷町で
三河初「子ども第3の居場所」

 蒲郡市の社会福祉法人「楽笑」は、児童が放課後に集う「子ども第3の居場所『ロッケンハウス』」を同市三谷町六舗に2月23日、開所する。三河地方では初めて。施設見学を受け付けている。
 「子ども第3の居場所」は、2016年から日本財団が中心となり、子どもが自立に向けて生き抜く力を育むこと目的に全国に開所している。県内では名古屋市と長久手市、犬山市、稲沢市に計5拠点がある。
 楽笑の小田泰久理事長は、核家族化や両親共働きなどによる子育て世帯の環境変化や地域のつながりの希薄化に伴い、子どもが安心して過ごせる場所を提供したいと考える中で財団の活動を知った。孤立しやすい放課後に、地域の人や信頼できる大人、友人と関わりが持てる拠点を目指すため、子どもの憩いの場となる駄菓子屋と神社が隣接する同町の敷地を見つけて、施設を建設した。
 ロッケンハウスは地名の「六舗」から名付けた。昔、町内の青年がまちの活性化に向けて六舗の道路を整備したことがあり、「利用する子どもが成長し、かつての青年のように将来いろいろなところで活躍してほしい」との意味も込められている。
 ハウスは木造2階建て。1階は大部屋があり、利用者がおしゃべりしたり、壁スクリーンでの動画鑑賞をしたりできる。2階は地域の人から贈られた漫画や絵本などが読めるほか、自習もできる空間に整備した。今後は子ども食堂も開設する。子どもらが本を読んで立派になってほしいと、外観は本を広げているデザインにした。
 対象は市内の小学生で定員15人。利用時間は放課後から午後7時まで。見学説明会を公式ライン=QRコード=から予約し、利用に関する説明を受ける。登録用紙に記入し、年間登録料1000円を払うと利用できる。
 小田理事長は「これまでの福祉施設の運営経験を踏まえ、新たな居場所となる施設にしたい」と話した。問い合わせはロッケンハウス(070・1217・2733)へ。
【林大二朗】
本をイメージした外観
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