豊橋の藤ノ花女子高「第50回作品展」

2024/01/23 00:00(公開)
生徒らの力作が並ぶ会場=いずれもプラットで
 豊橋市の藤ノ花女子高校による「第50回作品展」が22日、「穂の国とよはし芸術劇場プラット」で始まった。文化部や授業での選抜作品を展示し、生徒らの日頃の取り組みを紹介する。26日まで。
 文化部に発表の機会を提供し、生徒の励みや意欲向上の一助に続ける校外展示会。毎年楽しみにしているファンも多く、卒業生も後輩の頑張りを見にやってくる。
 卒業生を含む延べ193人が計171点を披露した。2階研修室には、華道部による生け花、ハンドクラフト部のタイル作品やドールハウス、点字部の点訳絵本や手作りの浮き出し文字が付いたカレンダー、アニメーション部の写し絵(セル画)などが並ぶ。授業作品ではポスターや編み物、刺しゅう作品のほか、水引細工や紙袋デザイン、染色などが観賞できる。
 1階アートガレリアには書道・ペン習字部の力強くしたためた軸や繊細な額作品、美術部による独創的な絵画、写真部による感性豊かな人物写真などを展示している。
 初日朝から卒業生や保護者らが次々来場している。「新型コロナウイルス禍で閉塞的な社会で生活していた生徒たちだが、若さあふれ躍動感ある創造的な作品を作り上げてくれてうれしい」と山崎宏人校長。50回を迎え「こうして齢を重ねることができた。卒業生がつないでくれたご縁。これからも愛される作品展を開いていきたい」と話していた。
【田中博子】
作品を紹介する山崎校長
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