23年・豊橋の救急車出動状況

2024/01/30 00:00(公開)
出動する救急車=中消防署で
 豊橋市消防本部は、2023年の救急・救助活動状況をまとめた。救急出動は、前年比811件増の1万8345件。うち、救急搬送者数は1万5220件で、入院を必要としない軽症者の割合は、前年比1%増の53%だった。市消防本部は救急車の適正利用を呼び掛けている。
 19年から出動が増える夏や冬に予備の救急車の活用を開始。22年7月から、育児明けや定年退職後の職員らで組織する「日勤救急隊」が発足した。救命率の向上と職員の多様な働き方を実現しようと始めた取り組みで、119番から到着までの待ち時間が平均3分短縮したという。
 適正利用の啓発にも力を入れる。「早く医者に診てもらいたい」「かかりつけ医に連れて行ってほしい」という理由で救急車を呼んだケースがあった。だが、軽症の場合は原則的に一般外来と同じ扱いになる。緊急性のない通報が増えれば、救える命が救えなくなる恐れもある。同署は、9月9日に「サーラプラザ豊橋」であった救急の日のイベントで啓発チラシを配るなどしている。
 現在8台(平日の日中は9台)の救急車で対応しているが、すべての救急車が出動中という場合もある。消防本部は「ひとりでも多くの命を救うために適正利用を」と呼び掛けている。緊急かどうかわからない場合は「県救急医療情報センター」(0532・63・1133)に問い合わせると、24時間対応してくれる。
【北川壱暉】
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