県内の全54市町村の代表選手が競う「愛知万博メモリアル第17回県市町村対抗駅伝競走大会」が長久手市の特設コースで7日に開かれる。前回上位に食い込んだ豊橋、豊川の両市が強豪の岡崎市に挑む。全国レベルの選手のいる蒲郡市も目が離せない。午後0時半スタート。
コースは愛・地球博記念公園内の計30・2㌔。小学生、中学生、ジュニア、一般の各男女と、男女不問の40歳以上の計9人でたすきをつなぐ。
東三河で有力なのが過去最多5回の優勝を誇る豊橋市。昨年5位の雪辱を晴らし、鈴木亜由子選手(JP日本郵政G)が出場した2019年以来の優勝を狙う。石場治ヘッドコーチは「序盤で粘り、6区以降で追い上げられればチャンスがある」と話す。2区の22年全中800㍍王者の鈴木太智選手(中京大中京2年)、8区の野崎真選手(トヨタ)の好走に期待だ。
昨年12位の豊川は、前半は県トップクラスの選手をそろえる。岩村英幸監督は「前半で2位と引き離せるかが鍵」と話す。注目は1区の熊本みくる選手(豊川西部中2年)。5区の熊本こはる選手(御油小6年)とは姉妹、父はトヨタ自動車の熊本剛監督だ。
みくる選手が陸上を始めたのは小学6年。母まな美さんは「昔から走るのが大好き。学校の練習がない時は近くの公園で、みくるとこはる、近藤紗杏弥さん(1区補欠)の3人で自主練習していた。競い合う仲間がいたからここまでこれたのでは」と話す。
中学時代はサッカーで培ったスピードに磨きがかかり、豊川西部のエースに成長。2年時には全国中学駅伝に出場した。みくる選手は「昔からテレビで見ていた夢舞台。前回は区間2位で悔しかったので、今回は絶対に1位でたすきをつなぎたい。3人で優勝したい」と意気込む。
蒲郡市は5区の今枝瞳さん(中京大中京高1年)。小中学時代は吹奏楽部と陸上クラブの二刀流。本格的に陸上に取り組んだのは高校からだった。初の全国U18陸上大会の女子800㍍で全国4位。「予選に入れるかギリギリのラインだったが、『行くしかない』という気持ちで臨んだら勝てた」と勝負強さは随一だ。「区間10位が目標。チームに貢献したい」と話した。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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