4月から始まる豊川市立萩小学校の小規模特認校制度を利用し、入学転校する児童は14人になる予定だ。2028年度に2学年を一つのクラスにする「複式学級」になる可能性があったが回避できそうだ。
音羽地区にある学校で、全校児童は48人。10年前の2014年には100人を超えていたが、その後急減して今年度は初めて50人を下回った。
今後、児童の減少が続くと複式学級が導入され、その先は赤坂小と合併し、閉校するとの声も出ている。これを回避しようと制度の導入を決めて4月からスタートする。豊川市内の小学生は、保護者が送り迎えすることを条件に、校区外に住んでいても萩小へ入学転校できる。近隣では豊橋、岡崎、豊田などで導入されている。豊川では初めて。
4月から1年4人、2年2人、3年1人、4年2人、5年2人、6年3人が利用を予定している。金屋、平尾、三蔵子、桜木、小坂井東など、市内全域の子どもが通う。これにより、来年度の全校児童は62人に増える。
利用の理由は「クラスが少人数なので、教員が一人ひとりに目が届き、きめ細かな対応が期待できる」「地域に根ざした教育が良い」「少人数のクラスに子どもがあっている」「静かで落ち着いている」など。
柴田信明校長は「萩小の子どもたちは、校区外から多くの子どもたちが来てくれることを、とても楽しみに待っています。しっかりと小規模学校の良さを生かした教育をしていきます」と話す。制度は今後も継続する。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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