蒲郡市の阿波おどりチーム「龍神」は、移住者と在住者が阿波おどりを通じて楽しく交流できる体験会を拾石町会館で開いている。
団体は代表の山村まい子さんが、東京に住んでいた時に参加した阿波おどりが、振り付けが分からなくても楽しめたことを蒲郡でも普及させたいと思い、昨年3月に結成した。新たな観光資源にして地域活性化につなげる。
今は市内外の24人で活動している。これまで西浦温泉桜まつりや蒲郡まつり、チーム名の由来となった八百富神社などで披露し、蒲郡の魅力を市内外にPRしてきた。
体験会は振り付けが分からなくても楽しめる阿波おどりを通じて移住者と在住者が、顔を見知りになる機会を提供し、「知らない人がいない街」を目指す。
最終的には両者がつながるイベント「えん祭り」を9月27日に竹島園地で開催する。
21日、練習拠点の拾石町会館に14人が集まった。山村さんの知り合いで東京の団体「波奴連(はちゃめちゃれん)」で活動する平井清隆さんが講師として招かれた。
平井さんは、参加者に大太鼓や締太鼓、笛などの楽器からなる「鳴り物」と呼ばれる楽器隊の役割をはじめ、踊りの基本動作として「リズム」「姿勢」「肩」の三つが重要性だと紹介した。
続いて、参加者は平井さんから教わった踊りを参考に、団体の鳴り物の演奏に合わせ、実際に阿波おどりを体験した。
山村さんは「踊りで地域の人と移住者の『縁』が深まればうれしい」と話した。
体験会は月一回、拾石町会館で開いている。問い合わせは山村さん(080・3634・5820)へ。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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