豊橋技術科学大学は14日、植物工場の省エネルギー化技術の共同研究メンバーに加わったと発表した。植物工場建設などを手がける「ファームシップ」(東京都)が進めている。
ファームシップは「新エネルギー・産業技術総合開発機構」の脱炭素社会実現に向けた省エネ技術の研究開発と社会実装促進プログラムに2022年に採択された。国立研究開発法人「農業・食品産業技術総合研究機構」と、電気機械機具など製造販売「RYODEN」(旧菱電商事)と共同研究を進めている。
静岡県沼津市にある工場は延べ8000平方㍍、栽培面積3㌶相当。中では、IoT(物のインターネット)やAIを活用した工場システムの最適化で、一日あたり最大3㌧のホウレンソウを出荷する。
ここに豊橋技科大の高山弘太郎教授による植物の光合成などを計測、解析し栽培条件を最適化するシステムを組み込み、植物工場全体での光合成の効率最大化を目指す。
実用化は26年度中を予定する。照明関連のエネルギー30%削減、空調のエネルギー52%削減により、総合して36%の省エネを実現する。設備や消耗品、廃棄ロス削減によりコストも2割減るという。
高山教授は「広大な植物工場全体での光合成に最適なデザインを提案したい」と意気込んだ。ファームシップ研究開発部門の宇佐美由久取締役は「労働環境が良く、土地の節約になる植物工場の普及につながる」と語った。
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