設楽町と設楽ダム本体JV工事事務所は15日、災害時に協力しあう協定を結んだ。内容は、工事事務所が保有する食料や生活用品を町に提供▽工事従事者による地域活性化支援―など5項目。
設楽ダムは2034年完成予定。堤高129㍍の重力式コンクリートダム。豊川(とよがわ)流域の治水や農業、水道水確保を目的に設楽町内に建設される。まもなく本体工事が本格化する。
ダム本体JVは鹿島建設、戸田建設、竹中土木の企業体で構成する。今年8月には同町田口の工場跡地に宿舎3棟、事務所1棟、協力会社用宿舎4棟を建てた。
町役場であった締結式で土屋浩町長は「能登半島地震や水害など今年は災害が相次いだ。万事に備えることが大事だと思う。今後も地域づくりに協力しあいましょう」と述べた。
ダム本体JV工事事務所の福井直之所長は、これから3年後にコンクリート打設など工事が本格化し、400人以上が従事する展望を説明。「災害発生時には20~40代の働き手が支援に回るなど地域の力になることを信じています」と述べた。
式には工事発注者の国土交通省設楽ダム工事事務所の田中康寛所長が立ち会った。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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