豊橋の「このまちくらす」 能登被災地で支援活動

2024/02/19 00:01(公開)
炊き出し支援の写真と山口さん㊨、夏目さん=やまぐちさんちのパピネス食堂で
 豊橋市のこども食堂・居場所ネットワーク「このまちくらす」のメンバーが能登半島地震被災者を支援した。代表の山口正慶さんに聞いた。
 昨年5月に発足。市内でこども食堂や居場所づくりに取り組む22団体で構成する。取り組みの普及や周知、寄贈物資をロスなく活用するために各団体と情報などを共有、連携している。
 支援のきっかけは、LINE上の災害情報を共有するグループの情報。石川県野々市市で活動するこども食堂「るーぷ」が支援を呼びかけていることを知った。
 最初は1月9日。被災地のニーズを聞き、関係団体や「東三河フードバンク」から集めたカップ麺や粉ミルク、ガスボンベなどをトラックに満載して届けた。同29日は山口代表の「やまぐちさんちのパピネス食堂」や「スマイルにっ!!」の夏目和明さんをはじめ、「きっずな食堂」「きょうハピ食堂」から計7人が輪島市で炊き出しに取り組んだ。今月14日は白山市の青少年宿泊研修センターに水などを届けた。
 山口代表は「子どもの笑顔を失いたくない。できることをしてやりたい」と意気込む。「つながりから生まれるコミュニケーションや助け合いの大切さは、言葉で伝えるのは難しいところもある。だからこそ、背中で示すことが重要」と語った。
 報道陣が入れず支援が行き届いていない場所がまだあるという。「こども食堂や居場所づくりで日頃からしている信頼関係の構築や地域支援の取り組みが、震災でも生かせると感じた」と述べた。
 27日と3月10日も支援に向かう。物資の寄贈を受け付ける。問い合わせは「このまちくらす」の山口さん(090・9694・0148)へ。
【岸侑輝】
1月29日の炊き出し支援。周囲には倒壊家屋が=輪島地方合同庁舎で(提供)
炊き出しに並ぶ被災者(同)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産 光生会 虹の森 藤城建設 さわらび会
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国