2日にツアーファイナル、松井さんが奮闘
人気バンド「クレイジーケンバンド」の豊橋コンサートが、アイプラザ豊橋で3月2日に開かれる。10年続けて企画している(コロナで1年休止)のが、ボーカルの横山剣さんの元付き人で、現在はカフェ店主の松井浩司さん(57)=豊橋市船町。昨年11月に脳梗塞になり障害が残ったものの奮闘して準備を進めている。
2004年頃に1年以上、付き人をした。バンドが大好きで、どうしてもやりたいと横浜まで行き、運転手などを務めた。家庭の事情でやむなく付き人を辞めることになったという。
その後も何とか応援したいと、友人らと実行委員会を作り豊橋でのコンサートを企画。「穂の国とよはし芸術劇場プラット」や「アイプラザ豊橋」を会場にして開いてきた。松井さんらの活動にバンドが感謝し、今回は全19回のツアーファイナルに豊橋が選ばれた。収益面では赤字で毎回、持ち出しをしているというが、「趣味にお金を使っているのと同じ感覚」と意に介さない。困っているのは、脳梗塞による障害。記憶力が悪くなり、食事をしたかしないか、分からなくなることもあるほどという。
10年間の一番の思い出は、横山さんからオリジナルの時計をもらったこと。「シリアルナンバーを見ると、メンバーの次の番号で、とてもうれしかった」と振り返る。さらにすぐに泣く松井さんをモデルにした「泣きながらツイスト」という題名の曲を作ってくれたことも印象に残る。
横山さんからは「ファイナルなので、めちゃくちゃ燃えている。普段やらない曲もやっちゃうぞ」のメッセージが届いているという。
今後については「今のところ未定ですが、障害があっても、クレイジーケンバンドを盛り上げるために頑張っていきます。実行委員会から会社組織にして続けようと模索しています」と話す。
午後5時開演で公演時間は約2時間半。前売り8800円、当日9350円(全席指定)。申し込みは松井さん(090・8474・2296)か、アイプラザ豊橋へ。
【竹下貴信】