田原市六連町の長仙寺で10日、「おたがまつり」が開かれた。参道周辺に多くの出店が並んだ。
1834年に近江多賀大社から「多賀壽命尊」の分神を迎えたのをきっかけに始まった。地元の人に春の始まりを告げる祭りとして親しまれている。新型コロナウイルス禍で4年ぶりに縮小開催から復活した。
参道沿いに駐車場から境内へ続く道を中心に屋台が並んだ。多くの人が訪れた。射的などで遊ぶ親子もいた。
正午前には祭りのハイライトとなる御輿渡御・慶讃法要があった。参道横の御旅所から、みこしを担いだ白装束の若者らが列をつくり、境内奥の壽命殿へ進んだ。安全面への配慮から、餅投げや玉取り行事は廃止となった。
田原市の男性は「地元の祭りがまた一つ再開し、にぎわったのがうれしい」と話した。
【岸侑輝】