小坂井中の校舎と体育館建て替えへ

2024/03/13 00:00（公開）

社会

建て替えが決まった小坂井中学校の校舎=豊川市伊奈町で

　豊川市は、老朽化した市立小坂井中学校の校舎と体育館を建て替える。２０２７年度に着工し、30年度中の完成を目指す。
　１９５４年に建設された校舎などがある。雨漏りが起きているほか、電気設備も古く維持費がかかる。また校舎と体育館の間には市道が走っており、安全面の問題があった。
　新校舎は４階建て延べ約８６００平方㍍、新体育館は約１８００平方㍍の予定で、現在運動場のある場所に建設する。校舎にはエレベーターが付く。生徒数は減少を見込むが、特別支援学級の増加が予想されており、教室数は今後決める。現校舎は取り壊し、運動場になる。体育館は駐車場にする。
　工事期間中は運動場が使えなくなるが、歩いて約10分の南山グラウンドを利用する。プールは廃止し、民間施設を利用する。旧校舎は新校舎完成まで使う。
　来年度に基本設計、25～26年度に実施設計のうえ27年度に着工する。総事業費は約64億円を見込むが、建設資材や人件費の高騰を受けて変動する可能性がある。24年度予算案では、基本設計に１億４６１９万円を計上した。
　市は「子どもたちが安全で安心な学校生活を送れるよう、校舎と体育館を建て替えます」などと話す。
【竹下貴信】

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