北米の建築関係団体が東三河の古民家など視察

2024/11/19 06:00(公開)
古民家の小屋組みを見学する参加者=豊橋市石巻町で

 北米で軸組み方法を研究している建築関係団体「ティンバー・フレーマーズ・ギルド」が19日までの日程で東三河の古民家などを視察している。

 

 新城市の戸田工務店などが海外の建築関係者向けのモニターツアーとして企画。今年4月に続いて催行した。米国とカナダから7~21日の日程で来日している団体は東三河では新城市を拠点に滞在。17日に豊川市内の神社を見学した。

 

 18日は豊橋市石巻町の築100年の古民家を訪れた。松材をはりに使った小屋組みや、格子を組み合わせて風通し良くさせる障子などを見て回った。

 

焼杉のデモンストレーションも

 

 また、新城市玖老勢の戸田工務店古材倉庫では焼杉加工の実演があった。3枚の板を三角になるよう束ね、垂直に立てて焼く「三角焼き」。長さ4㍍の板の内側を焼いて黒くする。戸田桂一郎社長が「炭化させることで耐久性を高め防火、塩害対策にもなる」と説明した。参加者はスマートフォンで動画撮影した。

 

 米ミシガン州のフランク・ベーカーさん(77)は「ほとんど製材せずに木材を活用して組み上げた工法は素晴らしい」と感想を述べた。

 

 19日には新城市内の森林を見学する。

焼杉の実演=新城市玖老勢で
焼かれた杉に見入る参加者
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安藤聡

浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。

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