豊橋市、浜松市、長野県飯田市の女性団体が交流する「三遠南信地域交流会」が20日、豊橋市美術博物館などで開かれた。
3市の女性団体が意見交換し、連携を図るため、毎年持ち回りで企画している。今年は約40人が参加した。
前半は岡田亘世館長が「絵画における女性の労働、まなざされ方~上村松園について」と題し、日本画家で女性として初の文化勲章を受賞したの上村松園(1875~1949年)の生涯や家族との関係、作品の背景を語った。
「当時は絵描きを職業とする女性は珍しかったが、松園は険しい道を切り開き、後世に多大な影響を与えた」と解説。そのうえで「母の存在が大きかった。当時では珍しい絵の学校に入学させたり、絵を何でも買ってくれた」と話した。
後半は、同館で開催中の企画展「星野眞吾賞展~明日の日本画を求めて」を見学した。
来年は飯田市で開かれる。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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