「直接行ける福祉避難所を」豊川市長へ要望書

2024/05/23 00:00(公開)
要望書を竹本市長に渡す国井さん㊧=豊川市役所で
 「福祉避難所への直接避難を求める市民有志」は22日、豊川市の竹本幸夫市長へ要望書を提出した。災害時に発達障害のある人たちが、直接避難できる福祉避難所の開設を願う。
 市では現在、福祉避難所はあるものの、直接行くことはできない。最初に地域に開設される避難所に行き、そこにいるのが難しいケースのみ移れるという運用になっている。
 市役所を訪れた代表の国井真澄さん(47)は、「発達障害のある子は、初めての場所に行くのが難しいケースが多い。仮に行けても大勢の人がいると不安になり、大声を出すほか、落ち着かず多動になることがあるので、地域の避難所へ行くのは実際には非常に困難。現状のままでは最重度の知的障害がある息子と家にいて、家が被災したら死ぬ覚悟」と訴えた。
 具体的には、福祉避難所へ直接行けるようにしてほしい▽直接行ける福祉避難所を増やしてほしい▽福祉避難所の直接避難が実現しない間は、車中泊など暫定的な対応を知らせてほしい-と要望した。同様の要望書は先日、別の団体が出している。
 竹本市長は「豊川特別支援学校を直接行ける福祉避難所にすることは前向きに検討している。福祉避難所を増やすことは部内で検討する」と応じた。
【竹下貴信】
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