豊橋技科大同好会が世界目指しロボコン大会へ

2024/06/09 00:02(公開)
入念に打ち合わせをする宮下代表ら(提供)
きょう東京で国内大会

 豊橋技術科学大学ロボコン同好会「とよはし☆ロボコンズ」が「NHKロボコン2024」(東京都大田区、9日)に出場する。大会3連覇と「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト」ベトナム大会出場を目指す。
 同好会代表の宮下功誠さん(機械工学課程4年)は「世界一を目指し、開発や試合を想定したトラブル対応の練習を夜遅くまでやってきた。このメンバーなら優勝できる」と自信をのぞかせる。
 4月30日、主催者から第2次ビデオ審査の「合格」通知が届き、本大会出場が決まった。今年は「コメ作り」がテーマ。2台のロボットが苗に見立てたパイプと籾(もみ)に似せたボールを決められた場所に移す。自律型ロボットの1台が、自分の色のボールを判別してつかみ、「サイロ」と呼ばれるかごに入れて「Vゴール」を目指す。12分以内に移動した苗と籾の合計点数が多いか、Vゴールを達成すれば勝利となる。
 昨年までは、操縦型ロボット2台で挑んでいたが、今年は自律型ロボットが必須となった。宮下代表は「完成度が勝利を分ける」とみる。8月末から開発を進め、試作品は計5台。色の識別に苦労した。何種類ものボールを見せて、ロボットに覚えさせる「機械学習」や、スムーズにポールをつかむ練習を繰り返した。大会直前の4月下旬には、ポールをつかむ速さを上げるため、機体の設計変更の決断をした。「世界で勝ちたかった」と理由を話す。
 5月上旬の金沢工業大学との練習試合などで、ピットクルーとの連携や試合での動きを確認し、準備は万端という。8日には「テストラン」で最終調整した。宮下代表は「NHKロボコンで勝って世界一を目指します。応援よろしくお願いします」と話した。9日正午から「NHKロボコン」公式YouTubeで生中継がある。
 豊橋技科大は、大会最多となる8回の優勝を誇る。昨年はABUアジア・太平洋ロボットコンテスト決勝で強豪校の香港代表を下し、初優勝した。
【北川壱暉】
ロボットのテストラン(同)
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