地域のものづくりの技術や製品などを一堂に集めた「ものづくり博2024in東三河」が14日、豊橋市総合体育館で始まった。ロボットや人工知能(AI)などの最先端技術を紹介し、試作機などを見て触って楽しめる。地元大学の取り組みや親子でものづくりを体験できる催しもある。15日まで。
8市町村の商工会議所と商工会で作る東三河広域経済連合会が隔年で開いている。東愛知新聞社など後援。今回は6年ぶりに新型コロナウイルス禍の制限がなく、初日から大勢の来場客でにぎわった。
メイン会場では東三河を中心に企業や大学などが約150の展示ブースを構え、自慢の技術や知見を披露した。
市内の豊橋製作所を拠点とするシンフォニアテクノロジーは、各種インフラ技術や自動車試験装置などの技術力を生かし、農作物の収穫を想定した屋外用リモート運搬台車の運転も披露した。
ダンボール加工製造の共伸紙工(蒲郡市)は災害避難所で使う組立型ハウスを紹介した。名古屋工業大学と素材メーカーが共同開発したものを自社の加工技術で製品化した。2㍍四方の室内は高さが2・7㍍あり、圧迫感のない快適性が評価されて能登半島地震の被災地で1000棟が使われた。開発元が今後、全国の被災地へ供給するための仕組みづくりも進んでいるという。
中小企業の業務効率化に生成AI「ChatGPT」を役立てる技術をはじめ、インターネット上の仮想空間を生かしたメタバースの応用なども紹介された。
屋外では、「ほの国東三河観光ビューロー」がご当地グルメを集めた「ほの国東三河マルシェ」も開いている。
【加藤広宣】
農作業用リモート運搬台車の実演
ゴーグルを付けてメタバースを体験する来場者