蒲郡市竹島水族館では、「SDGs(持続可能な開発目標)や海洋ごみ問題を身近なこととして感じてほしい」と、市内の海岸で回収したプラスチックごみを活用したオリジナルピンバッジ「UMIBANA(うみばな)」を販売している。
考案したのは、アルバイト職員の山本直子さん(44)。市内の私立学校で非常勤講師として、SDGsや地球温暖化について教えている。今回、市内の海岸でもプラスチックごみが多い現状を伝えたいと思ったという。
考える中で、趣味で作成していたピンバッジに注目。バッジを通して気軽に海について考え、話題につなげようと企画した。戸舘真人副館長と小林龍二館長に話をして商品化が実現した。
海岸で拾い集めたプラスチックを細かく粉砕し、アシカやウツボ、オオグソクムシなど6種類を形にした。今後はカワウソのバッジを導入する予定。館内の売店で買うことができ、値段は1個900円。
山本さんは「環境問題を考えるきっかけになってほしい。興味を持った人が海洋ごみについて話題にしてほしい」と話した。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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