風呂が臨時休業中 豊川市「ふれあいセンター」

2024/06/20 00:00(公開)
風呂の休業をしている「ゆうあいの里ふれあいセンター」=豊川市平尾町で
 豊川市ゆうあいの里「ふれあいセンター」の風呂が、設備の故障で臨時休業している。部屋の空調も使えなくなっている。風呂は60歳以上の豊川、蒲郡の両市民なら無料で入れる人気施設だ。再開は8月上旬を見込む。
 1996年にオープンした。隣接するごみ焼却施設から出る蒸気で風呂の湯を温め、施設の冷暖房をする。当時はごみ焼却施設の熱を再利用できる「夢の技術」として、各自治体がこぞって同様の施設を建設したという。
 今月9日に蒸気を施設まで引き込むための設備の中の安全弁が故障した。ある一定以上の圧力がかかると、安全弁が開き蒸気を外に出して設備を守る。だが弁のバネが折れてしまい、常に蒸気が外に出てしまう状況になったため、風呂の温めや、空調ができなくなった。
 大浴場と露天風呂、サウナがある。9日から休止している。昨年度は1日平均で267人が利用した。また囲碁や将棋、卓球を無料で楽しめる場所があり、地域の高齢者らの憩いの場になっている。施設全体でみると、昨年度は1日平均で530人が利用した。
 風呂は中止し、和室などは市役所からスポットクーラーを持ち込んで対応している。今後、夏本番を迎えるため、スポットクーラーでは限界があり、場合によっては、部屋の利用休止の可能性があるという。
 豊川市内には、高齢者が無料で利用できる風呂が、一宮地区の健康福祉センター「いかまい館」と、御津地区の御津福祉保健センターにあるが、両施設とも風呂の利用者が増えているといい、満員になる時もある。
 担当の市介護高齢課では「定期的に点検をしており、安全弁に問題はなく、突然故障しました。利用者の皆さんには大変申し訳なく思っています。できるだけ早く修繕を進め、風呂の利用が再開できるように頑張っています」と話す。
【竹下貴信】
風呂の休業を伝える看板
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産 さわらび会 藤城建設 虹の森 光生会 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国