豊川市桜ケ丘ミュージアムで権田さん一家3人の書展

2024/07/31 00:00(公開)
3人の作品の数々=桜ケ丘ミュージアムで
 今年2月に86歳で急逝した豊川市上長山町の書道家権田穂園さんと、妻の節子さん(85)、次男の拓朗さん(51)の3人の作品148点が並ぶ書道展「心画を生き進む」が30日、豊川市桜ケ丘ミュージアムで始まった。8月4日まで。
 書道の魅力を感じてもらいたいと拓朗さんが中心となり企画した。3人の作品、書いた年代は、あえてバラバラに展示し、互いに切磋琢磨(せっさたくま)している雰囲気を出した。
 穂園さんは「北山下雨」「延壽萬歳」などの4字の力強い漢字など、節子さんは、穂園さんを思って作った自作の詩など、拓朗さんは楷書の手本を書き写した臨書などの作品を並べた。穂園さん、節子さんの作品からは、師匠から学び、自らの書体を確立していった変遷が分かる。拓朗さんの作品は絵画の要素を組み込み、新たな書の形を模索する姿が伝わる。
 拓朗さんは「父が亡くなる前の冬に、『これからは地域へ恩返しをしたい』と言っていたが、生きているうちに実現することができなかった。父の思いを実現するためにも展示会を開きました」と話した。
【竹下貴信】
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