【連載】カスタム君とダイ君の税関日記〈13〉税関の歴史について紹介

2024/11/26 00:00(公開)
2年前に150周年を迎えました

 こんにちは、ボクは税関イメージキャラクターのカスタム君。日本の安全安心を守るために税関で働く麻薬探知犬がモデルだワン! 今回は「税関の歴史」についてダイ君に教えてもらうんだワン!

 

 ―税関っていつからあるワン?

 ◆前身の「運上所」は江戸時代末期に箱館(現在の函館)、横浜、長崎が開港した時にできて、船舶の入出港や輸出入貨物の積卸しに関する手続き、輸出入税の徴収業務のほか、外交事務も取り扱っていただに。1872(明治5)年11月28日に名称を「税関」に改めて、現在の税関が発足したよ! 改称には当時大蔵省に勤務していた渋沢栄一氏も関わっていたんだって。

 

 ―ボクの誕生日と一緒だワン!

 ◆そうだね。貿易の発展とともに歩んできた歴史を生かしつつ、これからも必要とされる税関を目指していくに。ロゴマークは、飛行機、船、ゲート(門)を組み合わせて「関」の字を表していて、門の中の秤(はかり、公平)と鍵(保全)は税関の役割を、三つの桜は税関の三つの使命(安全・安心な社会の実現、適正かつ公正な関税等の徴収、貿易の円滑化)を示しとるだに。

 

 ―昔の税関も見てみたいワン!

 ◆現存する旧税関庁舎で最も古いのは1869(明治2)年に建てられた旧新潟税関で、国の重要文化財に指定されとるよ。赤レンガ建築の旧門司税関は観光スポットとしても人気だに。動画「税関150年のあゆみ」も見てね。講演会などのご依頼は豊橋税関支署管理課(0532・32・6749)へ。

 

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