豊橋市が「ワンコイン浸水センサ」の実証実験

2024/08/09 00:02(公開)
ワンコイン浸水センサーを設置する市職員=豊橋市下五井町で
 豊橋市は8日、豪雨などによる河川の氾濫や増水に備え、「ワンコイン浸水センサ」を使った実証実験を始めた。道路への浸水状況をいち早く把握する。センサーの発信情報を元にウェブ画面で状況がつかめる。通報や巡回で発見するより素早い対応が可能になる。
 昨年6月の豪雨では豊川(とよがわ)や梅田川などの周辺地域で大規模な浸水被害が起きた。2年前から実証実験を手掛ける国土交通省の呼び掛けに応じた。東三河では豊川市も今年度から参加する。
 実証実験では過去に道路冠水などが起きた11カ所に13個の浸水センサーを設置した。センサーは筐体(きょうたい)の底部が一定時間水に浸ると電波を発信し、警告メールやウェブ上の地図画面で知らせる。地図上のポイントは浸水すると緑から赤に変色する。
 この日は豊川と豊川放水路に挟まれた豊橋市下五井町で設置作業があり、市職員らが設置用のポールにセンサーを固定した。道路維持課によると道路冠水を検知するため、センサーは1カ所1個の設置とした。
 ほかの場所は同市下地町の豊川右岸や駒形町、芦原町など梅田川の沿岸など。
【加藤広宣】
浸水センサーと設置状況を示すウェブ画面
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

藤城建設 光生会 さわらび会 住まいLOVE不動産 蒲郡信用金庫 虹の森 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国