田原出身・中京大中京高の寺島選手が甲子園でベンチ入り

2024/08/10 00:00(公開)
豊橋スカイラークス在籍時の寺島選手㊨と中野監督(提供)
 田原市出身で中京大中京高野球部の寺島貫太選手(3年)が、甲子園でベンチ入りした。10日に初戦を迎える。中学時代に在籍していた愛知豊橋ボーイズ中等部(豊橋スカイラークス)の関係者は「精いっぱいのプレーを期待しています」とエールを送る。
 堅実な遊撃守備とシュアな打撃を武器に、中学1年から上級生とのチームで出場。新チーム以降は全国大会出場はかなわなかったが、主将としてチームを引っ張った。関係者は口をそろえて「あんなに真面目な子を見たことがない」と語る。
 スカイラークスの中野哲伸監督は「病院に行った方がいいのでは、と言いたくなるくらい、皮がむけてゴツゴツした手をしている。毎日何千も素振りをしないとできない。あんな手は貫太だけ」と回想する。
 富田謙二コーチにも忘れられない出来事があった。1年秋、上級生に交じって遊撃手でスタメン出場した。試合中、三遊間の打球を捕球できず、ベンチ裏で「何で捕れなかったのか」と泣き出したことがあった。その後、他の選手が打撃練習をする横で「もう一回あの時の打球を」と要求し、「本当に向上心のある子だなと感じた」と語る。練習中も「自分の横を抜ける打球があるのは許せない」と話していた。「遊撃の守備に対してこだわりが高かった」と振り返った。 
 中野監督と富田コーチは「限られた出場機会だとは思うが、貫太らしいプレーを」とエールを送った。10日午前8時から宮崎商(宮崎県)と対戦する。
【北川壱暉】
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