インターハイで桜丘女子卓球部が好成績

2024/08/14 00:00(公開)
活躍した栗山選手と山室選手(提供)
 全国高校総体(インターハイ)女子卓球シングルスで桜丘高校の栗山優菜選手(3年)、山室早矢選手(2年)の2人が3位入賞を果たした。団体でも2位に入った。
 前回大会で2位の栗山選手は、昨年山室選手とともに「九州アスティーダ」でプロデビュー。だが、長らくスランプに苦しんだ。周りの期待が高まり「結果で応えなければ」との思いで1月の日本選手権に臨んだが、5回戦敗退。「いつもとは違う負けで戦うのが怖くなった」と回想する。
 5月の県予選では6位で、インターハイに出場できる8枠に入った。「競ったり、負けたりしていたときに自信がなくて迷いながらプレーしていた」と明かした。卓球に向き合うのが怖くなり、体調不良で練習に参加できない時期もあった。
 それでも大会に臨めたのは仲間の存在があったから。特に寮生活で同じ部屋の趙清竹選手(3年)が支えになった。何時間も練習に付き合ってくれた。なかなか勝てないときにも「インターハイで絶対に強いから」と励ましてくれたという。
 スランプ脱出のきっかけは古賀咲音選手(滋賀学園)との3回戦。2セット先取し、同点に追いつかれた。最終セットも1対7でリードを許したが、逆転し勝ち切った。「攻める卓球を取り戻せた。思い切って振らないと勝てないと再認識した」と話す。
 準々決勝でもフルセットで高森愛央選手(四天王寺)を下した。準決勝では敗れたものの「最後は卓球が楽しかった。次につながる大会になった」と振り返った。
 今後は日本選手権に向け「調子が悪いときにも安定した卓球ができるように頑張りたい」と意気込んだ。
 山室選手も団体、個人で活躍した。昨年まではベスト8の壁を越えられなかったが、準々決勝で青木咲智選手(四天王寺)に3対0で勝利。「ベンチメンバーや監督らに支えられた。来年は団体、個人とも日本一を狙って練習したい」と次を見据えた。
【北川壱暉】
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