豊橋市三ノ輪町の総合建築業「アラキハウジング」は、完成した新築住宅の見学会を同町で開いている。事前予約制で15日まで。

　「高気密」「高断熱」「高耐震構造」など質実剛健な家で定評のあるアラキハウジングと、土地や環境を楽しむユニークなデザインで高い評価を受けている服部信康建築設計事務所（豊山町）がコラボした。

　延べ１２５平方㍍の木造２階建て。豪雪地帯に見られるようなクラシックな切妻屋根が目を引く。一般的な柱や、はりではなく鉄製のアーチ材で支えられ、間仕切りの少ない広々とした空間を創り出している。

　東側の大きな窓から自然光を取り入れつつも断熱性を両立。大きなストーブもあって、冬でも温かく過ごしやすい。

　壁面にはラワン合板、屋根の骨組みなどには杉を使用。塗装にも工夫があり、手触りの良さなど長年にわたって住み続けることが考えられている。ユニークながら決して奇抜ではない、設計と施工、双方からの心遣いがある。

　施主は住み始めて３週間。「朝起きると山から朝日が差し込んでくるすがすがしい光景が見られる。子どもたちも気に入っている。理想をかなえてくれた」と語った。

　午後１～同４時。問い合わせはアラキハウジング（０５３２・61・６１５７）へ。