公益社団法人の豊橋青年会議所は1月から始まる2025年度から、一般社団法人に変更する方針を固めた。取り組む奉仕活動と公益法人の利点が生かせず、近年の会員減少に伴う財政状況から変更を模索していた。12月8日の役員選任総会で承認される見通し。
豊橋JCによると社団法人が公益と一般に分かれて以降、2010年度に一般社団、翌11年度に公益社団の法人格を取得した。
公益社団法人は環境保全や自然保護、文化や社会福祉など公益性の高い23の取り組みから、事業費の50%を公益事業充てると法で定めている。
一方、豊橋JCは1990年前後の最盛期は約230人だった会員数が今年度80人に減った。事業費に占める固定費の比率も高まる中、半額以上の財政負担増ですべき活動が制約される点が今後の課題だった。
今年度は9月にSNSを使った豊橋のまちなみなどの映像を公募する「推し活」事業などが好評だった。1月には能登半島地震の発災直後、豊橋市と協働で被災地へ支援物資を送る活動も提案した。
次年度理事長予定者の佐々木啓充さんは「事業環境や業務内容の改善で組織をよりよくする変革したい。長年受け継がれてきた活動内容は変わらない」と話す。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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