前季地区優勝のバスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は今季も好調をキープしている。チームの状況は。優勝へ死角はあるのか。チームへの思いは。これまでの大野篤史ヘッドコーチ(HC)らへのインタビューから探る。
アウェーで迎えた前季準優勝の「琉球ゴールデンキングス」との開幕節。初戦は歴史に残る大接戦となった。三遠は前半から吉井裕鷹選手やデイビッド・ヌワバ選手らが得点を重ね、琉球に食らつく。一時は15点離されたが、ヤンテ・メイテン選手らの活躍で84対84で延長戦に突入。残り1分半で大浦颯太選手の2点シュートで逆転、佐々木隆成選手の駄目押しとなる3点シュートが決まると、パブリック会場の「イオンモール豊川」では地響きのような大声援が会場を包んだ。佐々木選手は「強豪相手に我慢してみんなで勝ち切れたのはすごく大きい」と喜んだ。
この勢いそのままに次節の「ファイティングイーグルス名古屋」との連戦では2連勝。後半から司令塔の佐々木選手、大浦選手の「2ガード」で自陣に攻め込む戦術も披露した。だが、ホーム開幕の「アルバルク東京」戦では立ち上がりの課題が浮き彫りとなった。初戦はリーグ随一の守備力を誇る相手のペースに飲まれ、第1クオーター(Q)では14対22で負け越し。その後も、三遠の守備と攻撃の切り替えの速い展開に持ち込めず、ロースコアで敗れた。守備の要、吉井選手は「5試合連続第1Qで同じやられ方で責任を感じている」と怒りをあらわにした。第2戦では逆に第1Qは勝ち越したが、第2〜3Qで負け越し。第4Qに吉井選手がこの回だけで13得点の活躍で逆転。初戦の悔しさを力に変えた吉井選手の大爆発で、逆転勝利を収めた。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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