豊橋市は、豊橋駅東側のまちなかエリア中心部の建物の屋根形状などを詳細化した3Dモデルを公開した。
全国3D都市モデルオープンデータ化プロジェクト「PLATEAU」(プラトー)で、2020年に国土交通省の主導で発足。まちづくりのデジタル化や都市計画の高度化、都市活動や防災などのシミュレーションなどに役立つほか、民間発のメタバースや漫画、ゲームの背景など実際の街の様子を取り入れたビジネスやコンテンツでも活用できる。
市は23年に「LOD1(Level of Detail1、再現する建物の詳細度合い)」と呼ばれる建物をシンプルな白い箱形で再現したものを公開した。今回公開したのはその次段階で「LOD2」。建物の屋根形状など大まかなモデルを作り、航空写真を貼り付ける形で外観を再現した。
公開されたデータは国交省のホームページの「PLATEAU VIEW」から見られる。豊橋駅ビルやココラフロント、エムキャンパス東棟とまちなか広場、一列に並んだ水上ビルなどの特徴的な建物が大まかに再現されている。建物を選択すると、市都市計画課が把握している建物の高さや延床面積、建築年などの公開情報が見られる。データ作成の都合や時期の関係で、豊橋駅のペデストリアンデッキや、エムキャンパス西棟などは再現されていない。
今回のデータを活用し、日差しや気温、湿度、風の影響から熱環境を解析したデータと、GPSを元にした人の滞在データを重ね合わせたものが見られるようになっている。
プラトー上で3D都市データを公開したのは県内では9番目。一部建物などをLOD2で公開したのは7番目。東三河では豊川市に次いで2番目という。
こうしたデータの整備について、都市計画課の近江将行さんは「まちのにぎわいや避暑対策、防災などシミュレーションを通して地域の課題に応じた対策ができる。豊橋のまちなかを使ったゲームなどのコンテンツとしても使ってほしい」と語った。
今後は需要に応じ、一部ランドマークなどをより詳細な「LOD3」などにしていくことも考えているという。
購読残数: / 本
1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
週間ランキング
蒲郡ホテル、中国人観光客キャンセル報道後に中傷の電話多数 竹内社長「仕事どころではない」 【マケイン】八奈見さんお誕生日おめでとう 舞台の豊橋がお祝いムード 同人誌イベント「負けケット」も 田原市が「屋台村」の社会実験へ 来春から1年間事業者募る 空き地活用で駅周辺のにぎわい確保へ 歴史に名を刻んだ豊橋中央 ヨゴスポーツ余語充さん、今年の県内高校野球を回顧 豊橋のエクスラージ、3年連続で愛知県の人権啓発ポスターに 仕掛けは「逆さ絵」で「きづくとかわる」 田口高校で集団暴行事件被害者遺族の一井さん講演 豊橋市制120周年記念ロゴマーク決定 「右手と左手の上下が逆では?」の声も 【マケイン】蒲郡市竹島水族館と初コラボ 作中に登場する水槽解説、特別グッズ販売も 12月20日から 東海漬物、新社長に大羽儀周氏 組織の基盤固め最優先に 【のんほい×三遠】佐々木選手はパタスザル、根本選手はサーバル、ヌワバ選手はライオン・・・その理由は日付で探す