捜索救助犬の活動を支援しようと、豊川市伊奈町の「TUFTING STUDIO SO-KO(タフティングスタジオ ソーコ)」は22日、豊橋市の市民団体「HDS K9」に寄付金3万5987円と、団体の名前を入れたオリジナルのタフティングラグを寄贈した。
タフティングは「タフティングガン」という機材を使って布地に毛糸を打ち込みラグなどを作るテキスタイルの技法で米国発祥。まだ国内ではあまり知られていない。「SO-KO」は2023年10月から導入した。宮本早苗代表が父の事業(製菓機械)を継承、今後は建物をレンタルスペースやイベント会場、タフティングスタジオにしていくという。昨夏、蒲郡市で発生した土砂災害で捜索救助犬が活躍したことを報道で知り「支援すると同時に、多くの人に団体を知ってもらいたい」と野田典嗣ゼネラルマネージャーとタフティングのチャリティーワークショップを企画した。
県内各地のイベント会場で来場者にラグ制作を体験してもらい、体験料を寄付金にあてた。昨年11月に約80㌢四方のラグが出来上がり、宮本代表が救助犬のイラストと団体名をデザインして完成させた。
「SO-KO」での贈呈式には「HDS K9」から杉原久依代表ら4人と捜索救助犬「リッター」、訓練犬「奏響(さゆら)」が出席。宮本代表からラグを受け取った。
捜索救助犬活動団体 「HDS K9」は18年に設立。21年に静岡市熱海市の土砂災害、昨年9月の石川県の土砂災害時にも捜索に向かっている。活動費は会員らの持ち出しやクラウドファンディングなど。「こういう形の寄付の申し出は初めてで驚いた」と杉原代表。すでにラグは防災イベントなどで飾っているといい、寄付金は交通費などに充てたいとしている。宮本代表と野田さんは「今後も支援を続けたい」と話す。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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