蒲郡市元町の村田璃聖さんは今年3月まで、ソロモン諸島でJICA(国際協力機構)海外協力隊の2022年度4次隊として医療に関する活動をしてきた。8日、活動を終えたことを蒲郡市の鈴木寿明市長に報告した。
村田さんは神奈川県出身。小学生の時に父親から協力隊のことを教わり興味を持っていた。大学進学をきっかけに蒲郡に移住し、卒業後は作業療法士として県内の医療機関に勤めた。4次隊は作業療法士でも参加できることを知り、応募した。
派遣されたソロモン諸島はリハビリステーションが必要な人口が多い一方、その概念が知られていない。村田さんは22年4月から、首都ホニアラ市にある国立病院で患者などへリハビリの提供に取り組んだ。つらいと感じる時もあったが、患者やその家族に助けてもらいながら、2年間の活動を終えた。
この日、村田さんは市役所を訪れ、鈴木市長に活動の内容や苦労したことなどを話した。村田さんは「大変な時期もあったが、多くの人の助けで何とか活動を終えることができた」と話した。
鈴木市長は「今回の経験をさまざまな医療現場で生かして、活躍してほしいと思います」と述べた。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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