関ケ原の合戦で諸大名の調略や西軍の指揮に活躍した大谷吉継(1559~1600年)の子孫ゆかりの地を巡るツアーが1日、田原市浦町で開かれた。分家17代目にあたる中井昴翔さんが断片的に残る大谷家の歴史を紹介した。
歴史ファンや大谷家ゆかりの人など市内外から12人が参加した。童浦市民館で中井さんの講演があり、関ケ原の敗戦で自害した吉継の「義に厚い」とされる人物像や魅力、子孫の「大谷刑馬」が三河国渥美郡田原浦に落ち延びて始まった「浦大谷家」などについて話した。
浦大谷家には確固とした根拠や一次資料がない。「刑馬もどのような人物なのか明らかではなく、『ぎょうま』なのか『けいま』なのかも分からない。浦区郷土史には吉継の次男や三男が浦大谷家の祖だとされているが、史実とは違っている」などと語った。
講演後は町内にある吉隆の墓や、吉継の御神体である水晶をまつった大谷神社などを巡った。祖父が神社の世話をしているという大谷俊希さんが伝え聞いた話を語った。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
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