豊橋市出身でベルギー在住の金子ヴァンダイク房代さん(55)と夫のマークさん(53)が10日、新城市立作手小学校6年生と交流した。昨年12月にあった「しんしろ軽トラ市」で知り合ったのがきっかけだった。
東愛知新聞で隔週日曜にコラム「違いをたのしむ ベルギーライフ」を連載中。デザイン&ブランドコンサルタントとして活動している。2016年からは帰国のたびに軽トラ市の運営を手伝っている。
昨年12月22日にあった軽トラ市で、当時の5年生が運営本部前で出店。金子さんはそこで紹介された「奥三河ほうれん草」の粉末加工品をベルギーに持ち帰り、現地の料理人が活用したことを2月16日付コラムで伝えた。
今回は進級した6年生にお礼でやってきた。マークさんがワッフルやチョコレートなどのベルギーの食文化を紹介し、「レゴブロック」を使った「レゴシリアスプレイ」を指導した。金子さんは軽トラ市の時に児童が作ったチラシを褒めて「味や特徴だけでなく販売先も紹介していたのが素晴らしい」と話した。
その後、2人はホウレンソウ農家の竹下健二さんを訪ねた。ビニールハウス内で栽培されており、生のまま試食したマークさんは苦みがないことに感動していた。金子さんは1株ずつ手で収穫されていることに驚き「ベルギーのレストランに持っていき、スイーツを考えたい。県内には海外に誇れる農産物や食品加工品がある。紹介したい」と話した。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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