「日本セトロジー研究会」(セト研)と「勇魚会」は7日、合同大会を豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)で開いた。記念講演があり、海洋生物の研究者や学生らが耳を傾けた。
セト研はクジラやイルカなどの海の哺乳類の研究、普及、情報収集のネットワークをつくり、会員交流を深めている。勇魚会はクジラ類に関心のある人々、関係機関などと知識を共有し、研究活動している。両団体の合同大会と豊橋市での海んの哺乳類に関する学術大会の開催は今回が初。
市自然史博物館の安井謙介さんが「“骨屋”のストランディング奮戦記」と題し、表浜海岸や三河湾南部に漂着したクジラやイルカの仲間について話した。この地域にはスナメリが一番多く漂着すること、漂着した死体の骨や歯を収集して展示すること、研究機関などに提供していること、関係者や地域の人の協力に感謝していることなどを語った。
名古屋港水族館の神田幸司さんは「水族館で知るイルカとクジラ」と題し、保全活動や動物福祉に基づいたイルカパフォーマンスなど取り組みの変化やクジラ類の進化をテーマにした展示「35億年遙かなる旅」なども紹介した。「水族館は多くの人にとってイルカやクジラを知る入り口になっており、多方面に多くの影響を与え、それが保全につながっている」と語った。
三重大学鯨類研究センターの吉岡基さんの講演もあった。8日も研究会が開かれる。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
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