【参院選2025】豊橋市で期日前投票進む 22年の倍増ペース 新アリーナ住民投票も影響か

2025/07/16 00:00(公開)
多くの人が訪れている豊橋市役所内の期日前投票所(13日撮影)

 参院選と住民投票(20日投開票)がある豊橋市の期日前投票率が高い。投票開始から11日目となる14日現在で、参院選の期日前投票者数は計3万1653人となった。2022年選挙の12日目投票者数は1万6672人。倍近い伸びを見せている。

 

 県選挙管理委員会が発表した愛知選挙区期日前投票の状況によると、今回の選挙は全体的に投票率が高い。13日現在で選挙人名簿登録者数の11・59%にあたる70万7660人が投票しており、22年の投票率と同日比で2・87%伸びている。その中で、豊橋市の増加率は6位という順番になっている。人口の多い市や区で見ればトップクラスだ。

 

 市が発表している期日前投票の日ごとの数字では、市役所の期日前投票所に多くの人が訪れている。初日の4日が942人で、22年比で5倍近い人が投票に来た。5日は1721人、6日は1675人。平日も1000人を切ることがなく、13日は22年の投票日前日に匹敵する1976人が投票した。市選管によると、13日の昼前後は人が途切れることがなかったという。このほか大清水や牟呂の期日前投票所にもそれぞれ、12と13の両日で計約4000人の人が訪れている。

 

 投票に来た人に話を聞いた。普段は選挙にあまり関心がないという男性は「物価高を少しでも収めてほしいという思いと、住民投票があったから」と語った。「多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業(新アリーナ計画)」には賛成の立場。「継続も中止も、どちらも一定のリスクはある。それなら未来を明るくすることを考えたい」と話した。

 一方、計画に反対という男性は、賛成派と反対派双方の説明会に参加したという。「今は少しでも支出を抑えるべきだ」と話した。

豊橋市における期日前投票者数の推移
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

岸侑輝

 1988年生まれ。三重県津市出身。
 地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
 趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
 好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。

最新記事

日付で探す

<前次>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
藤城建設 さわらび会 虹の森 住まいLOVE不動産 蒲郡信用金庫 光生会
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国