世界の「新しい城」という意味を持つ自治体の住民が交流する「ニューキャッスル・アライアンス会議」がラトビアのヤンピルスで8~14日に開かれた。新城市など11カ国11都市が参加した。
新城市が世界各地に呼び掛け、1998年度から2年に一度、加盟都市で会合を続けている。15カ国17都市で組織する。英国ニューカッスル・アポン・タイン市に事務局がある。前回の会議は2023年10月にチェコのノベ・フラディ市であった。
今回は欧州を中心に、日本、南アフリカなどから出席。新城市からは高校生、大学生、教員の女性7人と安形博教育長が参加した。高齢化、教育、文化遺産の保護、環境と自然の四つをテーマに話し合った。14日には、各都市代表が共同声明に調印した。
共同声明では個人やNGO(非政府組織)、慈善団体のネットワークを構築する「ニューキャッスル友の会」の設置▽持続可能な環境に関する学校プロジェクトを進める「教育アンバサダー制度」の設立▽加盟都市で同時に平和を考えながら走るイベント「Race for Peace」を来年6月16日に開催―を発表した。次回開催地は2027年にドイツのノイブルグ市に決まった。
安形博教育長は「教育の問題については自治体とも深刻な問題を抱えていることが分かった」とコメントを出した。報告会は11月8日に新城市内で開催する。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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