新城市は10月から、死亡届出後の「おくやみ」手続きで予約制を導入する。窓口の滞在時間などを短くし、住民サービスの向上に努める。
市は昨年10月に窓口応対の改善に向けて職員どうしで「おくやみ」手続きの体験会を開いた。父が死亡したという想定。関係書類は11枚で、届けを出す人は自身の名前を18回、父の名前を5回書いた。実態調査では死亡届出後には14課室で32種類の書類に記入しなければならないことを確認した。
業務のDXの前段階として、アナログで可能な限りの対応を進める。予約制を導入し、事前に市役所側で書類を準備できる体制を整え、申請者の負担軽減に努める。
予約は10月1日から受け付けを始め、応対は3日から。必要事項は「おくやみハンドブック」で確認を呼び掛けている。対応は平日のみで市役所本庁舎が午前と午後に各4枠。鳳来と作手の両支所は午前と午後で各1枠。問い合わせは新城市市民課(0536・23・7628)へ。
東三河では、豊橋市が市民課内に「おくやみコーナー」を置く。豊川市はマイナンバーカードなどを活用する「書かない窓口」で対応している。蒲郡市はワンストップサービスを導入した。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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