【特集】東海サッカーリーグ2部・ラジルFC東三河 監督に聞く

2025/08/28 00:00(公開)
悲願の東海サッカーリーグ2部への昇格を決めた

 名古屋グランパスなどのJリーグのチームをご存じの方も多いだろう。しかし、グランパスが所属するJ1の下にJ2、J3、JFLがあり、さらにその下に全国を9地域に分けた地域リーグ、さらにその下に都道府県リーグと多層のピラミッド構造となっていることについてはどうだろうか。東三河を拠点として活動する「ラジルFC東三河」は現在、東海サッカーリーグ2部に所属している。藤本善生監督に、現在地や今後の展望を聞いた。

 

 ―ラジルFC東三河の生い立ちを教えてください。

 ◆23年前、昭和54年度生まれの豊川市代田中学校サッカー部のOBが結成したチームが最初です。私はチーム設立3年後に誘われましたが、東海リーグに所属する東海理化サッカー部をやめた直後で、サッカーとどう向き合うのかを悩んでいたころでした。そしてこのチームのメンバーは、もっとうまくなりたい、強くなりたい、勝ちたいという上昇志向がとても強く、魅了されました。東海リーグでの経験を伝えることができるという思いで選手として加入しました。

 

 ―戦う集団としての第一歩を踏み出したわけですね。

 ◆はい。2006年に東三河リーグに所属をしました。J1を頂点とするピラミッドの最下層に所属する宣言をしたわけです。そこからひとつずつ成長を重ね、11年には県リーグ2部に、13年にはチームの名前を「ラジルFC東三河」にしました。県リーグの結果は新聞に掲載されるようになるのですが「東三河」とつけることで、どこのチームか知ってもらい地元に恩返しができればとの思いからです。そして昨年、東海サッカーリーグ2部に昇格できました。

 

 ―今後どんなチームに?

 ◆東三河の子どもたちが地元に帰ってきて、サッカーを全力で続けられる環境を構築することで、東三河に恩返しするようなチームになりたいと思っています。泥臭く、ひたむきに、最後まで諦めないというチームの哲学を観客の皆さまに感じてもらえるようなチームが目標です。

 

 31日午前10時から、豊橋市岩田運動公園で、「Chukyo Univ FC」と所属リーグに残留できるかどうかを決める非常に重要な試合があります。豊橋市に本社がある総合住宅・不動産企業「松屋地所」の冠ゲームです。

 

 負けられない戦いです。普段はサッカーに関心のない人にも楽しんでいただけるよう、キッチンカーなどを用意しています。ぜひ地元の皆さまに足を運んでいただき、熱い応援をしてくださいますよう、よろしくお願いします。

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