午前0時の交差点ではなく校内で生徒からよく相談を受けます。中学生と高校生では内容が全然違いますが、今の時期だと進路に関して悩んでいる生徒が多いですね。今は相談場所にも十分な配慮が必要で、個室ではなく教室など他の生徒がいて周囲の目がある状態にします。
先日大学生になったらオーディションを受けてアイドルになりたいという生徒がいました。昔から興味を持ち続けているので望みは高く心配ないと思うが、成功したイメージより駄目だったらどうしようと不安のほうが大きいです。
私はその分野には無知で伝手もないので相談相手としては不適格だが、たまたま話しやすかったのかもしれません。決してアイドルオタクのイメージを持たれたわけではないと自負しています。以前会ったチアリーダ部JETSの生徒さんのように、周りに喜びや幸せを与えられる人になりたいと話していたので、夢をかなえる方法を自分の経験から伝えました。今回もそうですが、夢や目標を強く持っている子は目の輝きと笑顔がすてきですし、夢見るだけでなく行動具体策が明確になっています。私は感心して言葉を選びながら励ましました。
最近はハラスメントに敏感な世の中で、他人の変化に対しても慎重を期して声かけをします。タモリさんが話をふる第一声で「髪切った?」と言って会話をスタートさせていましたが、今はそれも言いにくい世の中です。
私も道場内で稽古前後に教え子と話しますが、年齢差もあり流行がわからなくても明るく接して、話しやすくなるような雰囲気づくりをしています。もちろん自主的に動けるようにもしてあげます。教育とは本来そういうものかもしれません。言葉でなく誠意であり愛情であり、それによって相手の自覚と発奮を促すことではないでしょうか。私は教え子との学校や趣味の雑談に気後れなどは微塵もおぼえないが、時々話の途中で間合いをはなされます。その時はウィンドウあけて街中にBang!Bang!Bang!ではなく道場内で面!小手!胴!です。
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