蒲郡市立塩津小学校3年生68人が17日、古くから地域に伝わる楽器「チャラボコ太鼓」の体験会に参加した。市チャラボコ太鼓保存連合会が指導した。
真ちゅう製の胴でできた太鼓に、細く削った竹のばちを使って音を鳴らすと「チャラボコ」と聞こえることから名付けられたとされる。発祥は諸説あるが、蒲郡などの海沿いの地域で広まったとされ、地域によっては笛と一緒に奏でることがある。
連合会は郷土芸能の太鼓を通じて人の輪を広げ、次の世代へつなぐことで活力のあるまちを目指そうと、昨年8月に市内11の保存会によって設立された。これまでに、市内で開催されたイベント会場などで演奏や体験会を開いてきた。
塩津小では児童が太鼓に触れることで魅力を知ってもらおうと企画した。蒲郡の祭りや郷土芸能、文化への興味、関心にもつなげる。
この日、西川和宏会長と連合会の関係者は、児童に太鼓の歴史などを説明したほか、段ボールでたたき方を教えた。その後、児童は実際の太鼓をたたいて大きな音を鳴らして楽しんだ。
市川皓太郎さんは「初めての体験で楽しかった」と話した。西川会長は「地域の祭りや楽器の魅力を広めるきっかけにできた」と述べた。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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