豊橋市松井町の自動車買取り業「The Vehicles(ザ ビークルズ)」が新城市杉山建長寺に新たな店舗を開設、営業を始めた。20日の初日は関係者や近所の人でにぎわった。人口が減少し、高齢化が加速する奥三河地域に新たな店舗を展開するのは異例だ。
高齢者は、身体機能の低下による交通事故の可能性が高まることから、国などは自動車運転免許の返納が呼び掛けている。ただ、公共交通機関の発達した大都市を除けば、自動車なしでは生活ができず、返納が難しいのが現状だ。
こうした中、同社は奥三河のお年寄りがより簡単に車の売却をできるよう、国道151号線沿いに店をオープンした。初日は、開店を祝う花輪が並び、社員が沿道で会社の旗を振って通行する車両に開店を知らせた。
瀧脇常欽社長は「どんなに長く乗っていても車は売ることができます。東三河で仕事をする弊社は、1万円でも高く買い取り、皆さまがお金を使うことでこの地域の経済を回してほしいと思います。車を売る、買うという時期でなくても気軽に足を運んでください。高齢の方の免許返納のご相談は、ご本人でもご家族でも承ります。地域の皆さまが『車に関することは弊社』と思っていただけるよう努力をしていきます」と話した。
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鎌倉市出身の45歳で四人の子育て真っ最中。NHK記者として11年仕事をしてきた。その後、豊橋に住んで今年で10年目。東三河地域でいまだ日の目を見ぬ素晴らしい取り組みをしている企業に東愛知新聞で光を当てることができるよう取材している。趣味はサッカーと筋トレ。
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