先日、豊橋市民球技場で行われた日本女子サッカーなでしこリーグの「朝日インテック・ラブリッジ名古屋」対「ニッパツ横浜FCシーガルズ」。豊橋で開催した理由、目的、また今後のチームの目標などを「ラブリッジ」の堀田崇社長(53)に聞きました。
―ラブリッジ名古屋の生い立ちから教えてください。
◆1995年に「名古屋グランパスジュニアレディース」として発足した後、長く「名古屋FCレディース」という名称で活動し、2017年にラブリッジ名古屋と改称しました。14年から日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)3部に加盟し、21年から1部に昇格しました。22年に朝日インテックとネーミングライツパートナー契約を締結し、チーム名を朝日インテック・ラブリッジ名古屋としました。私たちの活動は、女子アスリートの地位向上、環境改善、この地域の女子サッカー界の発展を目的としています。また、地域貢献活動、SDGsに関する活動などを積極的に行っています。なでしこリーグ1部に昇格してから、8位、6位、2位、3位と着実に力を付け、ここ数年は毎年優勝争いを演じており、今年こそ悲願の初優勝を果たしたいと思っています。
―昨年度から豊橋で公式戦をすることになったと聞いていますがその理由を教えてください。
◆豊橋市サッカー協会はビジョンの一つに「女子サッカーの普及・育成・強化」を掲げています。ラブリッジ名古屋が掲げるビジョンの中にも同様のコンセプトがあります。それに加え、チームの認知度向上とサポーターの増加を目的とし、現在はさまざまな地域で公式戦を開催しています。イベントなども開催しながら多くの皆さまにラブリッジのサッカーを見てもらうこと、知ってもらうこと、応援してもらうこと。そのために重要なのは公式戦を開催する地域のサッカー協会、また行政の協力が必要不可欠となります。そういった意味で豊橋市には大変ご理解をいただいております。地域に根付いた企業の皆さまにもご理解いただき、ともに女子サッカーを発展していくことが日本全体の女子サッカー向上につながっていくのではないかと思っています。
―ラブリッジ名古屋の今後の目標を教えてください。
◆まずは、今シーズンなでしこリーグ1部で優勝することが直近の目標です。加えて、なでしこリーグの上にWEリーグという女子プロサッカーリーグがありますので、将来的にはWEリーグ加盟を目指したいと考えています。そのためには、もっと認知度を上げて、多くの方々に応援してもらえる魅力あるクラブづくりをしなければなりません。豊橋の皆さまにも、ホームゲームの開催を通じて、ラブリッジ名古屋や女子サッカーのことを知ってもらえたと実感しています。私たちは、この地域の女子サッカー界をリードするクラブとして、もっと女子サッカー界を発展させ、女性が純粋にサッカーを楽しめる環境や、女性が生涯スポーツとしてサッカーに興じ、サッカーに関わり続けられる環境をつくっていきたいと思っています。
―ありがとうございました。チームの今後の活躍に期待しています。
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