豊橋市議会9月定例会は26日、追加提案の一般会計補正予算案や2024年度決算案を含む21議案を可決し閉会した。決算案は、市がこの日発表した公共事業の少額随意契約を巡る不適切な事務正処理について緊急質問を追加し、採決で一般会計を含む5会計を不認定とした。追加提案の一般会計補正予算案は賛成多数で可決した。
公共事業の少額随意契約での不適切な事務処理を巡っては、この日の報道発表を受けた5人が緊急質問した。
斎藤啓氏(共産)は契約事業者に他社への見積もりを依頼した不正について談合の温床になる恐れを指摘。山本誠二財政部長は「契約決定済みでの見積りで談合の余地はない」と否定した。
山本賢太郎氏(自民)は長坂尚登市長の認識をただした。長坂市長は「重く受け止め、市民の皆さんには申し訳ないと思う」などと陳謝し、再発防止誓った。
採決では一般会計と動植物公園特別会計が賛成少数で不認定。水道、下水道、市民病院の各事業会計は否決、不認定とされた。
購読残数: / 本
愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
週間ランキング
日付で探す