【豊橋】平和願う思いよ届け 桜丘高学園祭で句を展示

2025/09/29 00:00(公開)
3年生が詠んだ「平和の俳句」=いずれも桜丘高校で

 桜丘高校学園祭が28日、豊橋市南牛川2の学校であった。

 

 3年生「普音科」は「平和&防災」のテーマで発表した。今年は戦後80年と阪神大震災から30年。平和では、生徒476人が詠んだ「平和の俳句」を展示した。新聞記事の切り抜きや、俳優竹下景子さん、川島なお美さん(故人)、桜丘高出身で柔道女子日本代表の金メダリスト谷本歩実さんら著名人が寄せたメッセージを掲示した。村松皇紀さんは「読んで、学んで、感じてもらいたかった」と話した。

 

 防災では「孫便りの会」のボランティア活動を紹介した。阪神大震災、東日本大震災、能登半島地震の被災者と交流を続けているという。

 

 校内有志「Love&Peaceさくらがおか実行委員会(平和委員会)」の小林寿来教諭と2年の増田壮汰さんは戦後80年企画の「18・LINE(イチハチドットライン)」を発表した。太平洋戦争で広島に投下された原子爆弾の残り火を「平和の火」として、ともしている18団体を訪ねた。

 

 桜丘高校は、福岡県・星野村出身の兵士が広島市から持ち帰った火を分けてもらった。1989年10月から校内の「平和の塔」でともしている。その関連から企画。夏休み中の7月29日~8月14日と8月18~25日に北は福島県、南は鹿児島県を訪れた。

 

 教室内では各地で募った平和メッセージをはじめ増田さんの日記、各地の「平和の火」の案内などを展示した。

 

 10月17日には学校で戦後80年式典を開き、平和宣言を出す。

「平和の火」の訪問先で寄せられたメッセージ
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安藤聡

浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。

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