豊橋市中野町の市動物愛護センター「あいくる」で1日、開所式があった。
鉄筋コンクリート平屋建ての997平方㍍。犬20匹と成猫40匹、子猫60匹が収容できる。家庭の居室をイメージし、猫の行動観察や適正な飼い方の指導などができる「猫モデルルームMilk」や多目的ホール、地域猫保護室、犬猫の譲渡室、手術室などがある。
式典では長坂尚登市長が「多くの人が動物愛護に関心を持ち、理解を深めてほしい」とあいさつ。小原昌子市議会議長や小山千帆衆議院議員も祝辞を述べた。
愛称の「あいくる」を命名した近藤由喜男さんは「あいくるが人とペットの架け橋になってほしい」という願いを語った。ネーミングライツパートナーで中央製乳の荻野誠社長は「市民の皆さんが命をつなぐ、命を体験する空間となることを期待します」と述べた。
テープカット後、市立磯辺小学校の6年生98人が命や未来をつなぐ大切さをうたう「地球の子どもたち」を合唱した。
式典後は内覧会があり、児童らが猫モデルルームや猫観察室などを見て回った。
小野剛センター所長は「ここに来る動物は、本来ここにいないほうがいいもの。そのためには皆がどうすればいいのか考えてもらえるような説明と、ここに来た命を新しくつないでいくための努力を一生懸命にしていきたい」と語った。
午前9時~午後5時。休館日は日曜祝日。ホームページやインスタグラムを開設している。
13日にはオープンを記念した動物愛護デーイベントが開かれる。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
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