田原市伊良湖町の「伊勢湾海上交通センター」で11日、一般向けの管制塔見学会があった。県内外から訪れた親子らが海の安全を守る司令塔の役割などを学んだ。
伊勢湾海上交通センターは国内7カ所の施設の中で最も新しい拠点として2003年7月に運用開始した。伊良湖岬西側を通る伊良湖水道航路は、沖合の神島の間を通り幅わずか1・2㌔と狭い。自動車運搬船やタンカーなど巨大船のほか、漁船や釣り船を含め1日約600隻が往来する。
管制塔では法に基づく右側通行を原則に、レーダーなどを用いて往来する船を的確に安全なコースで誘導する役割を担っている。この日は県外を含む親子ら約20人が参加し、職員の管制技術を学んだ。
兵庫県伊丹市から家族で訪れた小学6年生の木元孝亮さんは「海を行き来する船を管制塔から見下ろせてよかった。初めて見る新鮮な景色だ」と喜んだ。
見学会は13日までだが12日は天候不良のため中止する。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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