【新城市長選】人口問題の対応策など示す 立候補予定2氏が政策討論

2025/10/14 00:00(公開)
カークランド氏㊧と下江氏

 任期満了に伴う新城市長選(19日告示、26日投開票)を控え、立候補を予定する現職の下江洋行氏(60)と、新人で市議のカークランド陽子氏(51)の公開政策討論会が13日、新城文化会館で開かれた。人口問題に対する対応策について討論した。

 

 下江氏は、20~30代の女性人口や0歳~4歳の人口の増減率などから「過去と将来推計の数値を捉えた施策の推進が求められている」と述べた。「市民病院の再整備を考えている。75歳以上の人口が減り、医療需要にも反映されていくのも予測しなければならない。人口動向のを踏まえた計画が必要だ」と説明した。

 

 カークランド氏は、若者と子育て世帯の移住者を呼び込む施策推進を掲げた。「移住希望者の観点で支援サイトの充実や多子世帯への支援を拡充していく取り組みを進める」とした。「空き家も活用して移住を支援する。そのために物件のアンケート調査をする」と述べた。

 

 外国人の受け入れについて下江氏は「人口減少という現実を受け入れて多文化共生を進める」と、カークランド氏は「国策としては慎重にすべきだが、地方としては人手不足という課題がある。日本語教室など支援が必要だ」と語った。

 

 他に自由討論では、リーダー像▽道路整備の必要性▽農業振興策-について意見を述べあった。

 

 討論会はこれで終了した。下江氏は「人口減少はあらがえない。人口動態に合わせた地域づくりが必要だ」と、カークランド氏は「リーダーは事業の精査を進め、挑戦することが求められる」と話した。

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安藤聡

浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。

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