私立桜丘高校の生徒らでつくる「平和委員会」は17日、戦後80年にちなんだ「桜丘平和記念式典」を開いた。被爆地の残り火を「平和の塔」でともし続ける唯一の教育機関として、体験者が語り継いだ戦争の記憶を後世につなぐ大切さを再認識した。
同校は1989年に塔を建立し、福岡県八女市星野村から全国に分けた広島原爆の残り火をともし続けている。学校創立100周年と戦後80年にちなみ、委員会の生徒らが全国に点在する「平和の火」を持つ17団体をつなぐ「18・LINE」を企画した。
式典では、この企画で種火を持つ八女市や全国17の分火団体を巡った増田壮汰さん(2年)が全生徒に報告した。夏休みの25日間で各地を巡った結果、戦争を体験した語り部の減少や火を保つ難しさを感じたという。
増田さんは「今後は若い人が見聞きした情報を語り継いで発信することが必要だと思う。展示や講演などを通じて発信し続けたい」と語った。
この日は、星野村との縁でつながる分火団体が連携し、平和を語り継ぐ大切さを説いた「ホシノ=サクラガオカ宣言」も発表。起草した伊山颯太郎委員長(3年)は「日常生活で平和について考える機会は少ない。委員会活動を通じ、被爆者遺族から戦争の恐ろしさや愚かさを学んだ。自分たち若者も次代へ伝える役割を担いたい」と決意を新たにした。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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