任期満了に伴う設楽町長選は19日投開票され、無所属で現職の土屋浩氏(65)が、元町議の原田純子氏(75)を破り再選した。投票率は70・76%で前回(73・97%)を3・21ポイント下回った。
この日午後9時35分、田口の事務所で当選確実が決まると、土屋氏は支援者と握手して喜んだ。報告会で国会議員や東三河の首長らを前に「選挙をやるたびに人の温かさが身に染みます。今後は自治体間だけでなく民間との連携も模索していきたい」と述べた。また設楽ダムに関連した確約事項について「将来に負担を残さないよう、下流域の皆さんと相談して進めたい」と抱負を語った。
選挙戦で土屋氏は、1期4年の実績と産業振興策を訴えた。
一方、原田氏は376票差で敗れた。10月に入って立候補を決意した。一夜明けた20日午前、「応援してくれた人に感謝します。出馬表明が出遅れた。土屋町政に対して方向性の違いを主張したが届かなかった」と述べた。「選挙戦で知り合った人と新たなまちづくりを考えたい」と語った。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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